森林で働き、遊ぶ

○平成23年度生徒募集要項、公開中です。学校ホームページの参加者募集ページでご覧ください。
○県立山の学校の生徒たちは学校のマイクロバスに乗って、森林植物園へ出かけました。植物観察は環境学習の一つです。生徒たちは一昨日、昨日と弁当持ちで山へ間伐・除伐作業に出かけ、大いに疲れた様子でした。紅葉の美しい季節なので、今日は心身ともにリフレッシュできることでしょう。(あとで聞くと、イロハモミジ、イチョウ、カラマツ、コナラなどの木の特徴も教わってきたそうです。)
○研修視察や学校見学で来校される方から、よくこんな質問を受けます。「不登校と非行、いわば異なる気質の少年たちが一緒の学校なのですか。問題はありませんか?」「林業実習のような体験活動を重視する学校の場合、本人にやる気がないと続かないのではありませんか?」
たしかに不登校対策だけなら、通信制高校その他さまざまな形態の教育施設が増え、それぞれに役割を果たしておられます。山の学校の場合、不登校・進路未定と問題行動両方の子どもたちが一緒に寮生活を送るなかで、良い教育効果が生まれる学校であると考えられています。例えば3日間かけて千種川沿いを歩いたり、砂丘をパラグライダーで飛んだり、インターンシップ(就業体験)など様々な体験活動を通して、少年たちは一人ひとり<自己有用感>を深めていきます。「体験から学ぶ喜びを知り、自己の可能性に挑戦」とは、この自己有用感のことでしょう。
とはいえ、楽しいことばかりの学校生活、寮生活ではありません。森林実習すなわち山仕事は肉体を疲れさせます。作業で汚れた衣類は寮に帰って自分で洗濯しなければなりません。寮の中ではたまに生徒どうし言い争いになることだってあるでしょう。だから入学前には必ず学校見学に参加し、山の学校の学びを体験してください。本人の意志で希望して、入学してください。
12月から1月にかけて校内外で学校説明会を開催します。これも参加者募集ページで確認していただけます。学校見学や相談も随時受け付けています。