熊とドングリ

山の学校近くで「クマが出た」という目撃情報が市役所から届きました。午前は山林測量の実習をクリ園で行う予定でしたが、研修室での座学に切り替えました。これから毎日<外出禁止>というわけにも行かないでしょうから、注意しなければなりません。今年はドングリが不作の年回りなので、人里まで下りてきたのでしょうか。
クマ対策といえば、次のような注意事項が一般的です。(1)ラジオや鈴で音を出して人間の存在を知らせ、クマが近づいて来ないように予防する。(2)50mくらい離れてクマを発見したら、静かに音を立てずに逃げる。相手が小グマなら必ず親グマが一緒にいるので特に注意する。(3)近距離でクマと出会ってしまったら、背中を見せずにゆっくり後退する。人間が騒いで逃げ出せば、野生動物なので襲ってくる。
ちなみに「死んだふり作戦」はイソップ童話に出てくる(?)メルヘンに過ぎないそうです。出会わない、静かに逃げる。これしかありません。その場に食べ物の入ったリュックを置いて静かに立ち去るという方法も、ときに効果があるそうです。やむなく格闘寸前という事態に陥った場合は、持っていたリュックなどを大きく振り回して威嚇(いかく)することになるでしょうか。