職場体験

今週、県立山の学校の生徒たちは職場体験で全員、校外へ出かけています。朝ふだんより早く7時半ごろ食事をとり、寮でこしらえてもらった昼食用の弁当をリュックにつめ込んで、それぞれの事業所の始業時間に間に合うよう、学校備えつけの自転車を走らせます。
勤労観や職業観をはぐくむキャリア教育。兵庫県では、1998年からすべての中学2年生が「トライやる・ウィーク」という名前の職場体験に参加しています。中学校を卒業している生徒たちはさほど戸惑いを感じなくてすむはず。中2の「トライやる」は『生きる力』を前面に打ち出した事業でした。山の学校の職場体験はもっと職業に近いところで実施したい実習体験です。とはいえ、ここ数年、現実に就職への道は相当けわしくなっています。
山の学校での日々の活動そのものが職業体験と言えるかもしれません。