木炭づくり

写真は、炭窯(すみがま)に炭材となるコナラを入れているところ。
一般的な製炭法は、炭窯を用いる「築窯製炭法」でしょう。県立山の学校では年1回、1週間程度だけ炭窯を使用するため、どうしても事前の補修が必要になります。「築窯製炭法」は、消火の方法によって2つに分けられます。「窯内消火」と「窯外消火」です。
窯内で木材を燃焼させ、炭化したら窯の入り口を密閉し、消火し冷却させてから取りだすと「黒炭」です。一方、炭化が終了する直前、窯内に空気を入れ、高温で不燃物まで完全燃焼させたうえで、木炭を窯の外へかき出し、消し粉(灰)を掛けて消火し冷却させたら「白炭」の出来上がり。一般に、白炭のほうが火持ちがよくガスの発生も少ないため、高級品とされています。