防災教育・木工

 今日は1月17日。阪神淡路大震災から29年。忘れてはいけない日です。兵庫防災士会から講師を招き、防災学習出前講座をしていただきました。全員で黙祷をしたあと、「紙の間仕切りシステム(PPS)」「段ボールベッド、椅子」「クロスロード」「防災食」を体験しました。段ボールベッドは約600㎏の重さに耐えられるそうです。一番からだが大きい生徒が寝転んでもびくともしませんでした。クロスロードでは出された防災課題に対して、自分の意見を発表するものでした。例えば「築40年の家に住んでいるとして、200万円かけて耐震補強をしますか」という課題に対しては、「200万かけるくらいなら、建てかえる。」「能登半島地震では家がたくさん崩れたので、高いけど工事してもらう。」など全員が様々な意見を発言していました。どれが正解というわけではなく、課題に対して自分の事として考えることに意義があります。防災食は、アルファ化米と防災パンを試食しました。ちょうどお昼時ということもあり、「意外にうまい!」「普通のごはんやん!」と言いながら完食していました。いつ、どこで被災するか分かりません。その時には、自分の命はもちろん、周りの人のことも気にかけて、生き抜けるようになってもらいたいと願っています。

 午後は木工をしました。次々に作品ができ、さらにこんなもの、あんなものが作ってみたいと、創作意欲が高まっています。

全員で協力してPPSを組み立てます

周りの衝立があるのと無いのとでは安心感が全然違います

2Lペットボトル6本が入る段ボール2つで丈夫な椅子ができます

クロスロードで課題を確認し、意見を出し合います

お湯を入れて約15分でご飯ができます