大きな虹

「大きな虹」  橋出たより
ざあざあの雨/山や野原を/ジャブジャブあらって/ぱっと晴れた/草のいぶき むんむん/雨あがりのにおい/みどりは ぐんぐん背のびしながら/夏がくるのを まつんだね/ほら みてみて 虹が出た/どしゃぶりだったから/かかる虹も大きいのかな/雲が大泣きしたあとの/空いっぱいの 笑顔/まぶしいね
優しい詩です。雨が降れば、やがて晴れて、虹が出ます。作者の橋出(はしで)さんは元編集者で、エッセイや詩を書いておられる女性だそうです。
詩というのは不思議なもの。ある人にとっては、ただの呟(つぶや)きでしかありません。でも、別の人には神様からの啓示(けいじ)みたいに聞こえるかもしれません。読んだときの自分の心しだいで、寝ごとにも、天使の声にも感じられるでしょう。
立山の学校の夏休みが終わりました。就労体験(アルバイト)で何万円も稼いだ生徒、親の仕事を手伝った生徒、自動車教習所で勉強した生徒、昼夜逆転の生活に戻りかけている生徒。それぞれの思いを抱いて、ふたたび始業式を迎えました。