サツキとエンゼルトランペット

土日、市役所のとなりの公園で、『さつき祭り』が開催されました。県立山の学校の生徒たちも1日早い土曜の夜、各家庭から学校の寮に戻って、日曜日のイベントに参加してきました。テント1張りをお借りし、緑花木の苗を配布しました。連翹(レンギョウ)の苗を無料でお分けし、トウモロコシとエンゼルトランペットの苗も頒布させていただきました。さすがにプロの皆さんの前で皐月(サツキ)を扱うことはできません。
年に5、6回このような県内各地で行われる農業や林業のイベントに参加させていただきます。生徒たちが社会性を身につける課程であるだけでなく、地域の皆さんに学校の事業活動をPRできる絶好の機会なのです。生徒たちのお相手をしてくださった地域の皆さんに心から感謝を申しあげます。
ところで、エンゼルトランペットという名前をご存じでしょうか? 和名キダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔)。ダチュラという園芸名でも知られています。トランペットのような形状をした大輪の花がたくさん下向きに咲き誇る魅力的な草木です。天使のトランペットとはなかなか言い得て妙。県立山の学校の中庭に植えられており、一般家庭の庭木としてもお薦めです。但し、きれいな花には毒があるのたとえどおり、江戸時代の医師華岡青洲さんが手術時の麻酔薬として用いたとも伝えられています。