くうねるかたづける

こんどの土日に予定されていたイベント『県民農林漁業祭』が台風の影響で中止になりました。県立山の学校の生徒たちはふだんどおり金曜夜、自宅に帰ります。


ひとは幼児期、3歳頃までに家庭のなかで「基本的な生活習慣」を身につけておかなければならない、と言われています。[1]食事(好き嫌いがなくマナーもよい)[2]排泄(トイレに行って自分で排泄できる)[3]睡眠(朝自分で起き、夜決められた時間までに寝る)[4]着替え(起床時、就寝時に自分で着替えられる)[5]清潔(衛生観念をもち、身のまわりの掃除や片付けができる)。成長するにつれ、さらに[6]挨拶[7]意志表示[8]適度な運動 などが必要な習慣、態度に加わってきます。
数年前の『文部科学白書』の中にこんな文章がありました。<子どもたちが健やかに成長していくためには、適切な運動、調和のとれた食事、十分な休養・睡眠が大切です。しかしながら、最近の子どもたちを見ると、「よく体を動かし、よく食べ、よく眠る」という成長期の子どもにとって当たり前で必要不可欠な基本的生活習慣が大きく乱れています。こうした今日の子どもの基本的生活習慣の乱れが、学習意欲や体力、気力の低下の要因の一つとして指摘されています。>
近ごろ深夜営業の店が増えたりインターネットの世界が広がったせいか、昼夜逆転型生活に陥っている若者が少なくないそうです。何らかの課題を抱えた少年たちを見ていると、うなづけるところも多いのではないでしょうか。学校の寮生活もまた、ひとつの改善策かもしれません。