里山の樹木(その2)

先週、県立山の学校の生徒たちは職場実習を体験しました。熱が出たり体調を崩したり。他人のなかで働くことの難しさを痛感した様子です。さて、里山の樹木を続けましょう。中編です。
■グミ科→「ナワシログミ」(広・常)は葉の裏面が鱗毛(りんもう)におおわれ、クリーム色の地に茶色の点が散らばります。初夏、赤く熟した実を食べます。高さ2.5m。■モチノキ科→「イヌツゲ」(広・常)は小型の丸い葉です。高さ5m。園芸品種がマメツゲ。■ツバキ科→「ヒサカキ」(広・常)は葉のふちにギザギザあり。高さ10m。小枝を仏前に供えます。「ヤブツバキ」(広・常)の葉は全体に丸く、ふちにギザギザあり。高さ15m。美しい花が咲き、種子から椿油をとります。■ヤマモモ科→「ヤマモモ」(広・常)の葉はやや細長く、枝先に集まってつきます。実は食べられます。高さ20m以上。■ツツジ科→「アセビ」(広・常)は葉の上半分のふちにかすかなギザギザあり。スズランに似た花が咲きます。食べると馬も中毒を起こすというので「馬酔木」と書きます。高さ4m。